2015年12月10日

IK Multimedia T-RackS Classic Compressor

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近年のダンスミュージックにおいて、最も重要な音はキックであるということに異論を唱える者は恐らくいないだろう。
キックの音色一つで、楽曲全体のクオリティ、グルーヴ、音圧全てが決まってしまうことを僕も今まで幾度となく経験してきた。(ここまで前回と同じ)
今回はそのコンプ編。
EQと同様にミキシングで最重要にあたるエフェクターですが、以前のコンプ至上主義的な何でもかんでもパツパツギンギンな音作りは最近ではほとんどやっておらず、上モノ音色などにコンプを掛けるのも必要最小限。場合によってはスネアやベースにも掛けない場合があるほど。どちらかというと飽和させず空間を活かしたミキシングを心がけてます。
そんな使用頻度が減ったコンプではありますが、キックとなると話は別。コレに掛けないと全然ダメ。アタックは弱々しく、低域はダレて歪みの原因になり、良いところ無し。100%掛けます。
そんなキックに自分が必ず使っているのは、言わずと知れた「T-RackS Classic Compressor」通称「黄色コンプ」
荒々しい音作りで有名なこのコンプ最大のキモは左上のツマミ「SIDECHAIN HPF」
要は指定された周波数以下をバイパスする機能なのですが、特に低音楽器にはこれが非常に重要。
シングルバンドコンプレッサーの特性として、強く掛ければ掛けるほどアタックが強調されて低域のリリースが殺されていくわけですが、この機能を使い低域をバイパスすることで、中高域のアタックを強調しながら低域のファットな部分をそのまま残せるワケです。(無論ベースに対しても非常に有効)
勿論この機能は他のコンプにも搭載されてますが、重要なのは標準のツマミとして装備されてることなんですよね。やはり必要な機能は標準装備で即座にアクセスできないと。
正にキックのためのコンプと言えよう。
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2015年12月09日

IK Multimedia T-RackS Classic EQ

tracks_classic_eq.jpg
近年のダンスミュージックにおいて、最も重要な音はキックであるということに異論を唱える者は恐らくいないだろう。
キックの音色一つで、楽曲全体のクオリティ、グルーヴ、音圧全てが決まってしまうことを僕も今まで幾度となく経験してきた。
その重要な音のイコライジングで自分が必ず使っているのは、言わずと知れた「T-RackS Classic EQ」通称「黄色EQ」
もう随分と歴史のあるプラグインだし、今ではもっと高性能のEQが巷では沢山ありますが、自分の求めてるキックとは他に埋もれない荒々しい音。「位相を崩すことなく」とか、そんなお上品なモノじゃないんです。
ドンシャリ上等。細かいことを考えずに低域をガッツリとブーストさせた後に、暴れた超低域をLOW CUTで削る。
このLOW CUT、カーブは固定でフリケンシーしか弄れないんですが、そのカーブが絶妙。いやむしろ弄れない潔さが迷うことなくポイントを探れる。
ちなみに、雑誌等によく書いてある「不要な超低域をばっさりカット」はダンスミュージックのキックではやってはいけない。不要な低域などない!あくまで出過ぎた超低域を抑えるのみ。
後はアタックの美味しい帯域をピンポイントでこれまたガッツリとブースト。レイヤーで重ねるまでもなく、粗暴で野太いキックの出来上がり。
なんとこのプラグイン、今や無料で手に入る(IK Multimediaへのアカウント登録が必要)。
良い時代ですね。
posted by HAAP at 23:46| Comment(0) | Tools