
生ドラム音源は別として、ダンス系ドラムでは今までメーカーのプリセットで事足りたことは一度もありません。そもそも「House Kit」や「Dance Kit」等様々なキットが用意されてますが、大概使いたい音色はほんの一部だけで後の大量に読み込まれたサンプルは全くのメモリの無駄。やはりダンスミュージックを作る者として、ドラムは一から自分でキットを組んでこだわっていきたい。
そんな自分が使ってるドラム音源は言わずと知れたドラムサンプラー「Battery3」です。
Ver1の頃からもうかれこれ10数年使ってますが、現在はVer3を全ての曲で100%使用してます。
ワンショットに特化していて、セル式のパッドにブラウザからサンプルをロードするのがとにかく楽。正にドラム専用。Kontaktとかの汎用サンプラーとは明らかに使い勝手が違います。
あと、このVer3の特筆すべき点として「サンプルのスタートポイントの設定」と「波形に重なって表示されるエンベロープ」が非常に便利。これが最新版のVer4では、波形の伸縮表示がやりにくいドラッグ&ドロップ方式になってたり、エンベロープを表示すると波形が消えてしまったりと何故か改悪されてます。何故こうなった?!
ということで、エフェクトは基本的にマルチアウトで外部で処理するし、使わない機能でこれ以上重くする必要もないので、現状Ver3から替える理由が見つかりません。
余談ですが、裏技というか単に自分が知らなかっただけかもですが、ワンショットの再生方法以外に通常のサンプラーのようにゲート再生(ノートを押している間だけ発音)も可能です。そんなん当たり前じゃないかと言われそうですが、ずっとその機能が見つからなくて、マニュアルを読んでも載ってないし、最近までずっと方法が分からなかったんですよ。
蓋を開ければ実に簡単なことで、「エンベロープをAHDSRにしてシンセ同様に設定する」だけでした。
Rolandのサンプラーみたいな再生モードをずっと探してたので、どうりで見つからないワケだw