2016年01月05日

PreSonus Studio One 3 その2

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前回の記事を読み返してみて唖然としました。ほとんど自分のDAW遍歴(というか殆ど愚痴)に終始していて、まったく内容がない!コレじゃあまりにもあんまりだろうとw もうちょっとまじめに書きます。
ということで、今回は「その2」。
この「PreSonus Studio One」の最初のバージョンがリリースされたのは2009年と比較的新しいソフトウェア。現在はVer.3までバージョンアップを重ねてます。
DAWは様々なメーカーが開発しており、選り取り見取りの群雄割拠。機能的にももはや高止まりで市場は飽和しており、シェア争いは熾烈を極めるばかり。10年前は10万近くした価格も今や半分以下で買える、ユーザーには嬉しくメーカーには厳しいそんな時代です。
そんな中、新参でありながら着実にシェアを伸ばしていると目される、このStudio One。
もともとはCubaseの開発者の一人が開発したということで、操作感や設計思想はCubaseに非常に似ています。実際、Cubaseから乗り換えたのですが、違和感はほとんどなく数日で完全に馴染めました。前回も書いたとおり、デモの段階で今まで感じたことのないフィット感を感じたのですが、どうやらその理由は徹底してシンプルで、過去にとらわれない理にかなった操作性にあるようです。
例えば前回の記事でも書いたノート挿入のダブルクリックや、あらゆるファイルにアクセス出来きD&Dに対応した画面右のブラウザ。例えば直前に操作したツマミが左上に表示され、D&Dでアサイン可能なオートメーション。シングルアウトとマルチアウトの区別のないVSTインストルメントも分かりやすい。ミキサーフェーダーのグループ化もいちいち設定することなく単に両方のトラックを同時選択するだけだったり、CPU負荷を軽減するフリーズ機能もそもそも右クリックからのバウンスに置き換えられており、その後自由にコピペが可能。タイムストレッチもAltキーを押しながらリージョンの長さを変えるだけと超シンプル。
と、例を挙げればきりがないですが、今までのDAWの文法に従って、全てが直感的に最短距離で操作できてしまう。先行するDAWの良いところを全て集約し取り入れ、不必要な部分を徹底して切り捨てた。正にそんな感じのDAWです。
そして、そのシンプルな設計思想の最たるものがMIDI情報の100%表示。MIDIは1〜127の数値で管理された規格なのですが、ここをあっさりパーセンテージで標準表示しています(従来の127表示も可能)。今までのMIDI数値に慣れたユーザーからは反発もあるみたいですが、自分は問題なく慣れました。というかこの方がはるかに分かりやすい。100%といっても実際は小数点で管理できるので解像度が下がっているわけでなし、ピッチベンドも勿論+−100%なので、今までの「8191」より絶対分かりやすい。
そうそう、肝心のVSTの相性も自分の環境ではほぼ皆無でホント申し分ないです。
ただ、巷で言われてる音質の良さは自分はあまり実感なし。強いて言えばCubaseに非常に似たシャープな音質、ミックスしやすい十分に良い音です。64bit演算の違いも自分の耳ではよく分からんw
ま、この辺は作る音楽で変わってくるのかな?自分のようなコンプレッションバリバリの音楽では語るすべもなし。
とにかく手に馴染む最高に相性のいいDAWです。
今後もバージョンアップがあるでしょうが、高機能と簡略化という相反するバランスを上手くとって、これからも正常進化していって欲しいですね。
posted by HAAP at 14:50| Comment(0) | Tools

2016年01月04日

PreSonus Studio One 3

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Performer→Logic→Sonar→Cubase→Studio One
いきなり何のことかというと、自分ののDAW遍歴です。
このうち一番使用期間が長いのがLogic、次いでCubaseになります。
最初のPerformerはDigital Performerではなく無印。この頃は全てハードシンセでやっていた時代です。
ソフトシンセの登場によって、VSTを使いたい理由からLogicに乗り換え、最初はMacを使ってたんですが、後にWindowsに乗り換えました。MacOSがちょうどOSXに切り替わる過渡期で、各プラグインの有償更新に耐えかねて、特にグラフィック関係の仕事をしてるわけではないのでWinに移行しました。その後、MacはCPUのインテル化で更なる各プラグインのアップグレードが必要になり、今考えてもこの時の移行が自分にはベストタイミングだったと思います。
アルバム「Disconation」の頃は殆どWin版Logicを使用。ミキシングは単体デジタルMTR「Roland VS-1824」で行ってました。この頃が第一期。ある程度の自分独自のノウハウが構築され、比較的作る作品は(高止まりでしたが)安定していた時期です。
問題はこの後。。。
「外部MTRに録音、ミキシング」という非常に時間と手間の掛かる効率の悪い作業に限界を感じていた自分は、PCの処理能力が飛躍的に上がったのをきっかけに、PCのみでミックスまでの完結を考えるようになります。一時期、ミキシングにPro Toolsを使ってましたが、ここからが試練。いままで、VS-1824のプリセットに頼っていた自分は、いろんな意味で基礎がまったく身に付いておらず、思い描くミキシングが全然出来ない。いままでVSで出来てた音像さえ作れない。そんなこんなで途方もない試行錯誤を神経症のように繰り返します。
2008〜2011年、この時期は正に「空白の4年間」。この間に作った1曲が現在SoundCloudにアップしてる「Mastermind」です。その苦悩の片鱗がかいま見れますので興味のある方はどうぞw
その空白の4年の途中、Sonarを使う時期がありましたが、Macから入った自分はマイクロソフトOfficeライクな操作感に馴染めず、早々にCubaseに移行。最初は作曲にCubase、ミックスにPro Toolsと分けていましたが、ある時期から何故か突然(この辺がかなり危ういw)目標の音像にCubaseのみで近づけることが出来るようになり、Pro Toolsを使用する意義もなくなる。
これを機に2012年からは嘘のようにミキシングで悩むこともなくなり(作曲で悩むことが逆に増えたw)、この後はしばらくCubaseを使っていました。
Cubaseはシャープな出音も好みで、操作感も良好、オートメーション編集も複数レーンを表示でき数値変更も楽と、概ね満足してましたが唯一馴染めないところがありました。ピアノロールのノートを置く操作が「Alt」キーを押しながらなんですよね。左手で鍵盤を弾きながらノートを置く自分にとって、コレがどうにもやりづらい。ポインターを鉛筆ツールに切り替えれば左手が空きますが、ひと手間掛かることに変わりはなく最後まで慣れませんでした。
そんな時に出会ったのが「Studio One
半額セール中に興味を持ち、何の気無しにデモをいじったのですが、元々がCubaseの開発者が作ったこともあり、基本Cubaseとフィールが同じ。音質も違和感なし。そして何よりも、前述のノート挿入がなんとダブルクリックで出来るじゃないですか?!その他にも、オートメーションのアサインのしやすさも特筆もの。MIDI関連では今までLogicが一番シックリきてましたが、それ以上の何というか、今まで感じたことのない相性の良さ感じました。
現在は最新バージョンの「Studio One 3」を使用してますが、使い込んでいる今もその相性の良さに揺るぎはありません。最高にシックリきてます。
、、、というか前置きを長々と書いてきて、肝心のソフトの説明が完全におざなりですねw
書き直そうとも思ったんですが、まあいいや。ソフトの紹介記事はググれば他に有意義なサイトがいくらでもあるし、何よりも面倒なのでこのまま載せます。
新年早々グダグダですいませんねw
今回はこの辺で。
posted by HAAP at 11:20| Comment(0) | Tools

2015年12月31日

UVI Sound Libraries

早いもので今年もいよいよ今日で最後ですね。
アルバム制作の勢いに任せ、モチベーションコントロールも兼ねて書き始めたこのブログ。自分の趣味嗜好をカタログ化することを主な目的として書いてますが、やってみるとなかなか面白いもんです。
いつかは更新止まると思うけど、とりあえず三日坊主はクリアしたかなw
さて今年最後に取り上げるのは、自分のそのカタログ趣味に深く関わっているメーカーです。
数々のニッチなサウンドライブラリーで世界中のシンセマニアを虜にするフランスのデベロッパー、その名も「UVI
そもそもこのメーカーの存在を知ったきっかけは、80年代に一世を風靡した超高価サンプラー「フェアライトCMI」や「イミュレーター」のサウンドライブラリーをリリースしてるというところからなんですが、これを知った時はとにかく盛り上がりましたね。だってね、数百万〜数千万したこれら伝説の機種は、時代が変わろうともYMO世代の自分にとっては永遠に高嶺の花なんです。「New Order」の「Blue Monday」や「Art Of Noise」「Depeche Mode」その他諸々。80sで使われまくったあの音が再現できるとなれば、そりゃもうハートがっちり鷲掴みですよ。
だけど知った当時は1つのライブラリーが1〜2万円もすることもあって、購入を諦めてました。
ところが数年前から半額セールを毎週のようにやるようになって、こりゃタマランと色々と買っていくうちに、気が付くと本当に色々と買わされてる始末w
肝心の内容はと言うと、実は実機をエミュレートする類のものではなく、単に実機からサンプリングしたライブラリーのプレイバックサンプラーで、弄れるパラメーターもフィルターにEG、LFO云々と実に簡素で単純なものなんですが、なんというかね。。上手いんですよ、GUIがw
前述のフェアライトやイミュレーターを筆頭に
darklight-iix.png
emulation-ii.png
マニア感涙のシンクラビアのコレとか
the-beast.png
ローランドのJX-3P、JX-8P、D50
uvx-3p.png
uvx-10p.png
d50.png
ヤマハDX1にSY77、コルグM1
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sy77.png
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メロトロンにミニモーグ!
mello.png
ultra-mini.png
最新作ではカシオのCZ!
cameo.jpg
おお〜、画像並べるとスゲー!まるでカタログだ!w
しかも音の出るシンセ図鑑!!
そんなわけで、あまり使用機会がなくとも買うことで妙に満足してしまう危険で不思議なメーカーです。
次はぜひJUNO-106をお願いします!w
posted by HAAP at 11:32| Comment(0) | Tools