2015年12月28日

Daft Punk - Human After All Remixes

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Daft Punkのサードアルバムである「Human After All」って正直どうです?
僕はハッキリ言ってあまりピンとこないんですよね。というか、手抜きの未完成品だと思っています。リリース当時も結構色々と言われてましたよね、このアルバム。
メインとなる曲の骨格たる部分はたしかに良い。ここはさすが大御所たるところ。ただあまりに単調すぎて、ワンアイデアだけで5分近くの曲をダラダラと聴かされてもハッキリ言って「飽きます」。それを延々46分、何の苦行かとw
ある書籍の記事にあったのですが、このアルバムのコンセプトは「日々繰り返されるマスメディアのサブリミナルな洗脳を揶揄したもの」とのこと。そのコンセプト自体は僕も非常に共感できるものなんですが、だからといってその趣旨を踏まえインテリジェンスに聴けるかというと、話は別。テレビを見ててもそういったステマ的な番組は不愉快なので早々にチャンネル変えるか消してしまうし、そもそもこのアルバム自体それを再現されても単に「聴くのを止めてしまいます」。
と、見も蓋もないことを書いてますが、このアルバムには恒例のリミックスアルバムが存在します。
それが今回取り上げる「Human After All Remixes」!
そのままのタイトルですがw
その時の旬のアーティストのリミックスを余すところなく収録したこのアルバム。Soulwaxを筆頭に、当時話題をさらったJusticeにPara One、Digitalism、Vitalic等々、そうそうたるメンバーです。彼らが気合い入りまくりで制作した(そりゃDaft Punkのリミックスオファーとなれば当然でしょう)楽曲群はとにかくアイデアに満ちあふれ、それはそれは素晴らしいアルバムに仕上がっています。まるで原盤がプロトタイプの素材でコチラが本来のサードアルバムの姿と言わんばかりの力作。見事に本家の不満を補完しています。
ここでふと思ったことは、これってまさかダンスシーンの世代交代を促すためのDaft Punkの計算された戦略だったんですかね?って、きっと思い過ごしでしょう。まあ、そんな憶測を考えてしまうほど彼らはやはり偉大だと言うことです。
ちなみに「Human」って日本語変換すると「不満」になるんですね!
お後がよろしいようでw

posted by HAAP at 12:07| Comment(0) | Music

2015年12月20日

Tesla Boy - The Tesla Boy EP

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ロシア発、80s感満載のシンセポップバンド!
今回紹介するのはTesla Boyのデビュー作にして、彼らの魅力がデビュー当時の勢いと共にその鮮度を余すところ無く発揮されている「The Tesla Boy EP」です。
最初に彼らを知るきっかけとなったのは実はXbox360の「Forza Horizon」というレーシングゲームから。
最近のこの手のTVゲームはDJミックスがBGMで流れるようになっていて、まあこれが実にセンスが良く、貴重な情報源になるのですが、そこに物凄く80sフレーバーで異彩を放つ曲が収録されてまして、ネットで調べてみた結果、彼らの存在に気付いたワケなのです。
音を聴くと分かると思いますが、まるで80年代当時のリイシューかと思うくらいモロな80sシンセポップサウンド。Romanticsの「Talking in Your Sleep」あたりを彷彿とさせるそのサウンドが自分の琴線に触れまくりです。一時、病み付きになって狂ったようにヘビーローテーションで聴いていました。
まあ普通に80sでキャッチーなバンドは他にも色々とあるわけなんですが、このバンドの特筆すべき点として中盤以降の展開の素晴らしさが挙げられます。コレがどの曲も非常に気が利いてる!なんだか凄い効果的に楽曲をプラスアルファに導いていて、そこが彼らの曲に希有な存在感を持たせる要因となっています。
フルアルバムも出しててコレもまた素晴らしいんですが、最初に聴くならまずはその魅力の詰まったここから!
もっともっとメジャーになって欲しいバンドです。

posted by HAAP at 13:00| Comment(0) | Music

2015年12月19日

Calvin Harris - Ready for the Weekend

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Pop Muzikの「M」を彷彿とさせるエレクトロファンクでデビューした彼が大化けして世に放った傑作シンセポップアルバムの本作。
同じ80sを売りにしている自分にとって、この「Ready for the Weekend」は衝撃以外の何者でもなかった。とにかくブッチギられ感が凄まじく、当時、やりたいことを全てやられた気がして正直かなりヘコみました。
もうね。「コーナー二つ抜けたらテールランプが視界から消えてたぜ。。」そんな感じw
とにかく全ての音が無駄なくモノの見事にハマっていて、まるで宝箱を開けたみたいにワクワクするキャッチーなメロディと縦横無尽なシンセリフ。Rick AstleyやLiving in a Box(って覚えてる人いますかw)を彷彿とさせる本人が歌うボーカルは(良い意味で)野暮ったく、素晴らしく曲にマッチしていて、もうハートこれでもかと鷲掴みですよ。
そして1曲目〜7曲目までの怒濤展開は何度聞いても飽きることなく、特にシングルカットされた「I'm Not Alone」はトランシーなシンセリフに思わず涙腺がゆるんでしまうアンセムとなり、自分にとって正に10年に一度出会えるかの大名盤となりました。
とまあ、ここまで最大限褒めちぎってますが、残念ながら今作以降の彼の曲は自分はあまり面白くありません。
Rihannaとのコラボでグラミー賞にノミネートされて商業的には成功してますが、アメリカ市場を意識したテンプレート感が強い似たようなEDMを量産するようになってしまい、本人が歌うこともなくなり、正直アルバムを通しで聴くには途中で飽きてしまって辛いです。
心が躍ったのは、彼がサウンドプロデュースしたScissor Sistersの「Only The Horses」が最後でしょうか。
それにしても、何故自分で歌わなくなってしまったんだろう?もしかして本人は自分の歌声が実は嫌いとか??あんなに魅力的なVoなのに。。もったいない!
次のアルバムこそはキャリアの原点に戻り、また胸がときめく最高のシンセポップアルバムを聴かせて欲しいものです。

posted by HAAP at 21:46| Comment(0) | Music