2019年06月11日

「EDMのアルバムを聴いて泣くと思わなかった」

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「EDMのアルバムを聴いて泣くと思わなかった」

新作アルバム「TIMELESS」についてのNomikoさん(ここではそう呼ばせていただく)からの言葉・・・僕はこの言葉に男泣きした。

2007年。1stアルバム「DISCONATION」をリリースしたこの年はJUSTICEの出現でクラブシーンが大きく揺れた年で、それまでのクラブシーンの勢力図が大きく塗り替えられるほどの革命が起こった年でもあった。
そんな渦中、時代の音についていくために2011年までの実に4年間を最先端の音楽のインプットと習作の試行錯誤に費やし、そこから更に4年かけて作り上げたのが2ndアルバム「HARDBOILED」である。アートワークにお馴染みのryuさん、ゲストVoに以前ユニットで一緒だったナオミちゃんを迎えた以外は群馬で一人孤独に作り上げたアルバムである。

そして2016年3月22日。この日はそうして作り上げたアルバムをリリースした記念すべき日であり、同時に自分の身近な音楽シーンではこのアルバムの音楽性の受け皿がないことを知った日でもあった。
気がついてみると、日本のクラブシーンはクラブとEDMに分断されていた。さらにアメリカへの進出とともに過度に商業化されたEDMはマイナスイメージとして一部で忌み嫌われる状況に陥っていた。
EDMの影響下にあるこのアルバムは自分の周辺の音楽シーンでは行き場を失い、マイナスイメージを避けるためにEDMという言葉を封印してしまったのも災いし、このアルバムを理解してくれるリスナーの耳に届けることができず、人知れずネットの片隅に追いやられることとなった。

そんな状況を救ってくれたのが橋渡しをしてくれた24P君、そしてNekon Recordsの田中さんやlovelesさんである。行き場を失った僕に音楽活動の場を与えていただき、リミックスや上海ディスコEP、年数回のライブを経てようやく蒔いた種が芽を出し、EDMとしてのHAAPサウンドが少しずつ定着していくようになった。そしてその3年の間に制作したのが今回の3rdアルバム「TIMELESS」である。

このアルバムは前作の延長線上のサウンドをより分かりやすく歌モノ中心にアップデートした「HARDBOILED」の続編的アルバムである。
幸いにも3年間の地道な活動で理解してくれる仲間も増え、自分ひとりの力の無さを痛感した反省もあり、本作は多数ゲストを迎えてのコラボレーションアルバムとなった。
しかし満を持してリリースに望んだ本作も、田中さんと二人三脚でプロモーションを行なったが決して順風満帆ではなかった。ありがたくもタワーレコードさんの情報誌bounceにレビューを載せていただいたり、田中さんの計らいでFM湘南ナパサで紹介して貰ったが、それ以外のメディアの反応はほとんどなし。ここでまた、今度はメディアにおいての受け皿のなさを知ることとなった(これに関しては自分のSNSの数字の少なさも原因ではあるが)。聴いてさえもらえればサウンドに訴求力があることは自覚していたし、日本国内においてはこれほど特異な内容の作品はないにも関わらず、作るだけでは駄目なことを改めて痛感した。
それでも群馬の仲君やNekon Recordsの面々、沢山の出演者やスタッフ、来場者の方々の協力のもとリリースパーティーを無事成功させた。

そしてその直後、思いがけない出来事が起こる。それはCutemen、Love The Candy'sのボーカリストであるPicorinの大プッシュだった。そこを境に少しずつ何かが変わりはじめた。そしてPicorinの紹介がキッカケで冒頭のNomikoさんと出会いうこととなる。
彼女は作品を「広める」才能のあるとてもパワフルな方で、この作品を非常に気に入って頂き、この運命的な出会いと彼女のさらなる大プッシュをキッカケにTIMELESS関連のツイートの新規での反応が劇的に増えはじめる。さらにNomikoさんと共に音楽活動を行うまぬふぁふぁさん(この方も実は凄い方)のプッシュが追い打ちをかけ、現在トップ固定ツイートは初のいいねが三桁「100」を超え、今少しずつTIMELESSの波紋がネット上に広がり始めている。

話を戻すが、そんな経緯で冒頭の言葉には自分にとって特別な重みがある。僕と同年代のNomikoさんは恐らくEDMというジャンルの音楽には馴染みがなかったと思う。そんな彼女がこのジャンル名のマイナスイメージを超え、僕の伝えたかったメッセージの本質を見抜き、感動し、泣いてくれる。
この3年間、こんな言葉をかけてくれる人物を僕はずっと待っていたんだと思う。とてつもなく重い言葉。それは、自分の選んだこのアルバムの道のりの3年、いやそれ以前の10年以上の自分の道のりが間違ってなかったことを意味する言葉。だからこそ本気で泣いた。

今、楽曲もある程度安定して作れるようになり、一応はライブらしいライブが出来るようになり、SNSとの付き合い方も教えてもらい少しだけ上手くなった。
まだしばらくは音楽をやめずにこの坂を登っていけると思う。この先にどんな景色が見えるのか。焦らず少しずつ進んで確かめていこうと思う。

ありがとうNomikoさん。僕はこの言葉を一生忘れない。

そしてこの作品に共感していただき、今年に入ってからここまで数ヵ月に渡りこの作品を推し広め育ててくれた全ての人に改めて感謝。

▼「HAAP/TIMELESS」詳細はコチラ
https://nekon-t.info/haap-timeless/
HAAP/TIMELESS 予告編

HAAP/HARDBOILED アルバムダイジェスト


posted by HAAP at 22:19| Comment(0) | HAAP
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