2016年02月24日

TC Electronic Mercury-1

mercury1.jpg
かつて、ソフトシンセ黎明期に存在したこのモノフォニックシンセを覚えているでしょうか。
恐らくモデルとなっているのはRolandの名機SH-101。
当時、音の存在感と太さには定評があり評価が高かったはずが、人知れずディスコンとなってしまった不遇のシンセ「Mercury-1
何しろディスコンされたのがもはや10年以上前。公式ページの動作環境を見てみると、MacOSXは無論、なんとWindows XPにすら正式対応していない。なぜこんなに早く打ち切られたのか?最近の高性能ソフトシンセとは比べられないまでも、GeForceのシンセ群あたりとなら遜色のない存在感の音を出すこの傑作が早々にメーカーに葬られてしまうとは惜しい限りです。
とはいえ、こんな古いプログラム、勿論32bitプラグインなのでjBridgeを介さなくては使用できす、そもそも不具合の元。市場には溢れんばかりの新製品がまみれ飽和状態にある中、なにもこんな古いシンセにこだわる理由も無いはずなんですが、実は今でも手放せず現役で使っています。というよりも、出来れば使いたくないんだけど使ってしまうという微妙な言う方の方が正しい。
その最大の理由はフィルターを閉じたサブベース系の音の重心の低さ、接地感にあります。この80Hz以下の超低域のノリの良さがハンパなく、独特の重みがドッシリと曲を支えてくれるんですよね。
現行のNIのMassiveやRazor、Sylenth1にMinimoog系のシンセ等々、代替のベースシンセを探すべく色々と他で試してはいるんですが、どうしてもこの重心と接地感がシックリ来ない。で、結局Mercury-1でベースを鳴らすと一発で腰の入ったベースが見事にハマってしまう。
こんな状況が今もずっと続いています。
依存したくないのについ使ってしまう唯一無二の低域を持つこのシンセ。
なんとか替わりが欲しいものです。
posted by HAAP at 23:28| Comment(0) | Tools
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